2012年2月20日月曜日

中途半端話。 緋色+翡翠



※完全俺得。

※緋色と翡翠コラボ

※翡翠組の苦戦ぶりに緋色組が来ちゃったよ!という捏造設定

※緋色組は珠紀総受け

※翡翠組はみんなお仲間なかんじ

※中途半端で続かない

※台詞はだれが何言ってるのかわからないかも









「なっ・・・?!」

あまりの霊圧に身体が震えた。


「おいおい。こんなもんか?こんなんじゃ思いっきり暴れらんねぇじゃんか。」
「どうしてくれんだよ。かなり期待してきたんだぜ。」
「おい!俺の獲物をとるな!」
「みなさん、そういきなり攻撃しては可哀想ですよ。」
「そういう大蛇さんは問答無用で一番最初に攻撃してましたが・・・。」
「ちょ、みんな早いよ~。」
「身体がなまってるぞ。珠紀。」
「あ~あ。随分派手にやってるな。」

「・・・。」

その場にいたのだれもが動きを止め、
警戒気味に現れた集団をうかがう。


「新手か・・・?」

「・・・ここはいったん引こう。」
「え~。せっかく骨のありそうなやつらが来たのに?これからが楽しいんじゃん。」
「・・・今回は警告攻撃のみの命令だ。」
「ちぇ・・・。いいよ、わかったよ。」
「仕方がないですねぇ・・・。」
「・・・姫の命令だ。」

御子柴たちは早々に退散を決め、その場を去る。

「あ、てめぇ!」
「待ちあがれ!!!」
「逃がすかよッ!」
「ちょ、みんな?!」
「危ないです!珠紀先輩は下がっていてください!」
「犬戒君と孤邑君は珠紀さんを!」
「はい!」
「わかった!」

追いかけようとしたその正体不明な集団はしかし、
あと一歩というところで逃がした。
この土地に慣れていない様子が伝わってきたが、
もしこの地に慣れていたのならば
きっと取り逃がすことはなかったのだろうと推測がついた。

「あっ!クソっ!」
「あ~あ・・・。」
「ちッ・・・。」
「逃がしてしまいましたか・・・。」
「珠紀先輩、怪我はありませんか?」
「うん、大丈夫。」
「そうか、良かった。」
「二人のおかげ。ありがとう。」

とりあえず話ができないものかと声をかけてみることにする。

「あの・・・?」

「「「「「「あ。」」」」」


◆◆◆


「てめッ!どこ触ってやがる!」
「はん。悔しいか。このへたれ。」
「なんだと・・・!この歩く18禁が・・・!!」
「た、拓磨先輩!珠紀先輩の隣に座れなかったからってイラついて絡まないでください!
もう少し冷静になって・・・。」
「慎司!お前なぁ!どっちの味方なんだよ!」
「ええ?!ぼ、僕にも絡まないでくださいよ~。」
「まあまあ、皆さん落ち着いて・・・。」
「って!大蛇!お前ちゃっかり珠紀の隣確保しようとしてんじゃねぇ!!」

「珠紀…。怪我をしている・・・。」
「あ、大丈夫です!こんな傷舐めておけば治ります!」
「・・・。」
「って!ほ、本当に舐めなくていいんです!」
「・・・そうか?」
「そうです!!」
「・・それは残念だ・・・。」
「ゆ、祐一!!お前なに抜け駆けしてやがる!!」


「なんだあの逆ハーレムは・・・。」
「守護者と玉依姫っていうか、もう取り巻きと姫って感じよね・・・。」
「守護者の役目ってあんななのか・・・?」
「いや、あれは逸脱してると思うけど・・・。」
「うるさい連中だ・・・。」
「・・・。」
「ねーちゃん何顔赤くしてんだ?」
「気にするな。お子様なだけだ。」


「ほ、ほら!みんな引いちゃってるじゃない!ちょっとは静かにしてよ!」
「・・・。」
「コホン。改めまして、挨拶を・・・。」
「・・・今更取り繕ってもなぁ・・・。」
「うるさいですよ。鬼崎君。」
「・・・。」
「えーと、はじめまして。私たちは季封村というところからきた当代の玉依姫とその守護者です。
典歴寮の人からこの村の状態を聞いて私たちも助っ人にきました。
私たちは一応非常事態もを2回も乗り越えてきたから現場慣れしてるし、
普段から訓練とか鍛錬積んでるから霊力とか力ならそれなりに自信あるしね。
血筋から言っても親戚みたいなもんだし、
せっかくなんだから力を合わせて龍神を封印しちゃいましょう♪」
「・・・なんか軽いな・・・。」
「ああ、軽すぎる・・・。」
「何よもう!親しみやすいように愛想よく言ってるだけじゃない。」
「・・・親しみやすいっていうか胡散臭いぞ。」
「!!」
「・・・じゃれあってるところ悪いが、いいか?」
「あ、どうぞ。」
「こっちも賀茂から典歴寮から応援が来るとは聞いていた。はっきり言って助かる。
・・・さっきの様子を見る限り、実力者っていうのも信じられるし、今でも圧倒的霊力の差をひしひしと感じてるからお前たちが強いってのもわかる。」
「えへへ。そう言われると、なんか照れるね。」

((((((可愛い)))))))

拓磨と真弘と遼が顔を赤くして目を背ける。
祐一が髪を撫でる。
大蛇と慎司が微笑む。

「・・・えー。でだ。俺たちにとってはありがたいが、お前たちにとって一体なんの得があるんだ?典歴寮に属してるわけでもないお前たちがなんで俺たちを助けてくれる?」
「困っている人がいるから助ける。それではいけない?」
「・・・本当にそれだけか?それだけでお前たちは命をかけられるのか?自分の住む村の為でもなく、赤の他人の村の為に?」
「・・・命をかけるのは誰だって怖いと思うし、正直みんなが傷つくはもう見たくない。」
「・・・珠紀・・・。」
「・・・。」
「だったら・・・。」
「・・・あなたたちが失敗したら世界に影響が及ぶからってのも本当よ、確かに。でもそれだけじゃないよ。・・・私たちだって過去二回も死にかけて必死に闘ってきた。辛い思いだってたくさんしたし、大変なことだっていっぱいあった。もう駄目だって死を覚悟した時だって一回二回じゃない。・・・でも、だからこそさ、そんな目にあってる人がいるのなら、私は力になってあげたい・・・。だって、それがどんなに辛いことか、大変なことか、知ってるんだもん。でも、私たちはそれを乗り越えてきたんだから、私は今度はそういう目にあってる人達の背中を押してあげたい。助けたい。・・・目の前に、助けられる命があるんだもん。私は救いたい。・・・人ってそう思うのが当たり前でしょう?」

そう笑う姿は、まさに玉依姫そのものだった。

守護者達はそんな玉依姫にそれぞれ満足そうな笑顔や、
しょうがないっといったような苦笑を浮かべている。
玉依姫がそう述べる。
守護者たちがここにいる理由はそれだけで十分なのだろう。

「・・・私は。」

珠洲が、おずおずと口を開く。

「私は、信じられると思う。疑う理由はないよ。さっきも助けてくれたし。・・・それに正直、私たちだけでどうにかできる自信もないし・・・。助け合えるのなら助けあうべきだよ。」
「・・・姉さんがそういうなら・・・。」
「・・・そうだね。」
「・・・お前が、そういうなら仕方がない・・・。」
「・・・ありがとう。」

安堵して嬉しそうに微笑む姿は少し泣きそうに思えた。

「お礼を言うならこちらのほうです。遠いところから来てくださってありがとうございます。これからよろしくお願いします!」

「うん。よろしくね。私は春日珠紀。で、この赤いのが鬼崎拓磨。」
「・・・赤いのってな・・・。」
「それでこの態度だけ大きいのは鴉取真弘先輩。
「だけってなんだ!だけって!」
「寝ているのが孤邑祐一先輩で、」
「・・・起きている。
「今起きたばかりですよね・・・?」
「その隣で突っ込んでるのが犬戒慎司君です。」
「そして威嚇してるのが狗谷遼。」
「・・・。」
「最後にこちらが大蛇卓さんです。」
「よろしくお願いします。」

「えっと、私は・・・。」
「高千穂珠洲ちゃんだよね?」
「あ。はい・・・。」
「一応みんなのことは話を聞いてます。よく頑張ったね。遠目で見てて感動しちゃった。」
「・・・いえ・・・。みんなの、おかげです。」
「そっか。そうだね。良い仲間持ってお互い幸せ者だね。」
「はい…っ・・・。」


◆◆◆


「あいつは、勝てとは一度も言わなかった。いつも、自分の命を優先しろと言って、自分の命すら捨てようとしたこともある。・・・そんな所が見てられないと思ったのも確かだし、守ってやらなきゃと感じた。」
「・・・」
「・・・それに、俺たちの宿命をうち砕いてくれたのもあいつだ。俺たちは全員あいつに感謝してる。
・・・でも、あいつを守る理由はそれだけじゃない。」


◆◆◆


「今回も、私はみんなに勝てとは言わない。・・・出来ればこんなことに巻き込みたくもなかったし、
今でも申し訳ないと思ってる。」
「かー。もっと俺らを信頼しろっての。」
「・・・薄情な主だ。」
「・・・俺たち、かなり見くびられてるみたいっすね。」
「心外ですね。」
「まったくだ。」
「みずくさいですよ、先輩。」
「もう。そんなことないってば!・・・信じてるよ。もちろん。でも、出来ればみんな傷ついて欲しくないし、戦って欲しくないんだ。・・・だから、私にこれ以上心配かけないでよね!みんな無事でいて!・・・美鶴ちゃんも待ってるし、みんなで帰ろう!」
「当たり前だろ。」
「ああ。」
「心配するな。」
「あなたの言葉通りに。」
「任せてください。」
「了解した。」


********************************


妄想広がるね!

祐一先輩ルートで
珠紀の過去の記憶が目覚めて拓磨のことを常世神と認識して迫る。(珠紀の記憶はない)
拓磨も珠紀のこと好きだからなんとも言えない雰囲気になる。
もちろん祐一先輩マジ嫉妬。
周りは怖々としか近寄れない、突っ込めない、むしろ逃げたい、みたいな。

逆もおいしい。

拓磨ルートで
ゲントウカとの恋の記憶が目覚めてもう祐一先輩を見るたびに胸が痛くなる珠紀。
拓磨はそれに気づいて嫉妬するんだけど、気づいてないふり。
祐一先輩は珠紀の様子に気づいて確かめようとするんだけど、珠紀が逃げる。
周りもなんだかんだと介入して大騒ぎ。
最後は祐一先輩と珠紀がちょっと話したりしてなんだかんだして
玉依姫の魂は成仏するんだけど、拓磨が拗ねてれば可愛い。


薄桜鬼+緋色コラボ
※主人公総受け

もいいな。
まあ、やってる妖怪パロは実はちょっと緋色意識してたりするんだけどね。
勘のいい人は気づくだろうけど。


ほかに温めてるネタとしては現パロで
風間×千鶴前提の新撰組×千鶴。

新撰組の会社に千鶴が新入社員として入ることになるんだけど、
新撰組としては上位管理職(幹部)に女子がいないことにより
社会的に女性差別がどうの言われるから形だけの女子社員を希望してて
千鶴は婚約者がいるって情報があって、こいつならすぐに結婚するか子供産んで
辞めるんじゃね?みたいな理由で採用。仕事は何もしなくていいみたいな。
でも千鶴は雇ってもらったんだからちゃんと働きたいと思うんだけど、
うまくいかないし、仕事は任せてもらえないし・・・。って落ち込む。
それをちーさまが気づいて(監視させて報告させてる)慰めて
いっそもう結婚するか?ってなるんだけど、
結局千鶴ちゃんが頑張って徐々に新撰組メンツに受け入れられて
いざ結婚ってなったときにこいつは辞めさせない!てか俺と結婚しろ!
みたいな総受けになるといいな。


「いいか、お前は何もしなくていい。この部屋に籠ってろ。」


「え?」


「千鶴?どうした?何かあったのか?」


千鶴は何も言わない。ただ、何も言わずに風間の胸に顔を疼めて黙っている。



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