「えっ?!」いつの間にやら視界が反転していた。…おかしい。さっきまで、夫と二人で思い出話に花を咲かせていたはずだったのだが。何が起こったのかわからず、目を瞬かせていると堂上が迫ってきた。「えっ!?ちょっ!?篤さん!?」思わず抵抗するが、そこはやはり伊達に戦闘職種に就いている男ではない。郁の抵抗は何のその、簡単に両手を拘束されてしまう。くそ。悔しい。こっちだっていつも鍛えてるのに!悔しい気持ちで一杯だが、堂上にしてみれば、そこは男女差はさながら、夫や上司の面子としても勝っておきたい所である。まあ、郁のそういった所にもベタ惚れな堂上なので、そんな事は今更ではあるのだが。「…嫌か…?」ズルい。耳元で甘くて低い声にそんな風に聞かれては、答えなどもう決まっている。加えてダメか?ではなく、嫌か?と聞いてくるのだから始末が悪い。嫌な筈がないので、結局はいつも堂上の思い通りになってしまうのだ。これでダメか?と聞かれれば、明日訓練なんだからダメです!と突っぱねる事が出来るのに。「…篤さんズルい…。…わかってるくせに…。」目を潤ませ顔を真っ赤にし煽っているとしか思えない表情の郁に、ズルいのはどっちだバカ。と内心思いつつも、確信犯な堂上は何も言えず苦笑し、その誘ってるとしか思えない唇に触れた。
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きっと郁ちゃんが何かすごっく可愛いことを言って堂上さんが我慢できなくなったんだと思われます。
この二人だったら別に新婚の時じゃなくてもこんなんなってそうだ(笑)
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2010年6月5日土曜日
図書館戦争 甘い誘惑 (堂郁)新婚時期
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