2010年6月5日土曜日

図書館戦争 彼、彼女の気苦労、気疲れ。 別冊1(郁+柴崎)


「あんた新隊員にいきなり抱きしめられたんだって?」
「うっ…あ、あれは一生の不覚というか…。」
「いくら熊殺しのあんただって、所詮男の力にはかなわないんだから捕まったら終わりよ?気をつけなさ〜い。」
「熊殺し言うな!…もうそれみんなに何回も言われたわよ。…あぁ…篤さんやっぱり呆れたかな。」
「まあ、良くは思わないでしょうね。うぅ…だよね…。携帯!」
「え?」
「フォローしときなさい。多分教官今腹わた煮えくり返ってるわよ。」
「…そうかなぁ…。」
「あんたわかってないから言っておくけど、あの人結構独占欲強いわよ。小牧教官並みに。」
「えぇ?!嘘!ヤキモチなんて数えられるぐらいしか…!」
「私にまで妬くんだから間違いないわよ。」
「え?!何それ?!いつ!?」
「てか、あんたもそういうの気をつけなさいよ。私がどんなに苦労して害虫駆除してやってると思うのよ。」
「は?害虫?柴崎虫苦手じゃなかったっけ?私虫なら大丈夫だけど?」
キョトンと何もわかっていないだろう眼差しに柴崎は溜息をついた。
…気づけないんじゃ、平気もなにもないでしょ—が…。
柴崎の苦労はまだまだ続く。

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郁ちゃんは何も知らないままでいて欲しい。
堂上さんと柴崎も多分そう思ってる。だから自分達で害虫駆除をします。
どんなにめんどくさくても綺麗なままでいて欲しいんでしょうね。

実際、いくら郁ちゃんでも男の力には敵わないんじゃないかと思うんですけど・・・。
一般人ぐらいなら大丈夫なのかな・・・?

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