※SYKの現代パロディ
※捏造設定
金蝉子…玄奘の2才違いの姉。オールマイティの完壁人間。それ故に色々苦労もしているが、器用なのでそれを周囲に見せない。妹を大事に思っている。閻魔の恋人。
「…止めてください。私を金蝉と呼んでいいのはあの人だけです。」
玄奘…姉を尊敬し慕っているが、完璧な姉を持つが故にコンプレックスの塊。不器用で真面目で頑固な性格。姉とは真逆だが、仲は良い姉妹。
「…どうせ私は姉様とは全然違いますよ。」
閻魔…悟空の5才違いの兄。落ち着いていて大人で紳士。金蝉子玄奘姉妹に過保護で甘い。やることはやるが、基本的に怠惰でそれを隠すスキルも高く要領も良い。金蝉子以外には放任主義。
「…金蝉子、あまり無理をするな。」
悟空…外見性格ともに閻魔そっくり。兄を更に怠惰にし、面倒くさがりにした感じの性格。ニート希望でインドア派の若干引きこもり。金蝉子が初恋だったり。
「なんつ—か、本当お前ら似てねぇよな。」
二郎真君(楊漸)…閻魔と同期。金蝉子が好きなので閻魔とは仲悪い。木叉や玄奘と悟空をからかうのが趣味。斉天大聖とは親友。大聖が金蝉子のことを好きなことに気づいてる。性格に癖があるが優秀な逸材。
「ねぇ金蝉子。閻魔なんて止めて僕にしてみないかい?」
斉天大聖…金蝉子と同期。金蝉のことが好きだが生涯隠し通すことを決めた。誰とでも仲良くできる。
「俺はお前の役にたちてぇんだ。」
観音…玄奘には厳しいが、金蝉子にはツンデレ。歪んだ性格。釈迦とは旧友。
「…お前さ、本当馬鹿なの?」
釈迦如来…何事にも興味を示さないが、唯一金蝉子と玄奘には目をかけていて可愛がっている。資産家の偉い人。どことなく閻魔に似ている。
「…お前はよく頑張っている。」
悟浄…悟空の友人。八戒とは幼なじみの腐れ縁。玄奘と同期。真面目で勤勉なので玄奘や木叉とウマがあう。金蝉子を尊敬している。
「…貴女は、素晴らしい方ですね。」
八戒…チャラ男だが周りをよく見ている。KYなのは半分わざと。女に甘く優しい。本命は玄奘らしいが、金蝉子に迫っていた過去がある。(閻魔の逆鱗に触れ、以来大人しくなった)
「おはよう姫さん。今日も可愛いいな。」
倦廉…閻魔と知り合いで大聖の友人。天蓬とは幼なじみだがよく喧嘩する。悟浄の先輩。短気。
天蓬…酒好き女たらし。八戒の親戚。大聖の事を認めており唯一言う事を聞く。
蘇芳…玄奘と同期。玄奘の事が好き。閻魔の事を尊敬している。八戒とは犬猿の仲。
蘭花…蘇芳の姉。紅孩児と同期。頼れるしっかり者。
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悟空が初めて金蝉子を見たのは、閻魔のアパートだ。
最早彼らは深い関係だったから、今まで悟空が気づかなかったのは
閻魔が隠そうとしていたからで、その時悟空が気づけたのは
閻魔が油断していたか、あるいは敢えて気を緩めたか、のどちらかだろう。
とにかく、シーツに身を包み、閻魔に抱き寄せられ眠る金蝉子を
何処か現実離れした彫刻や絵画のように見つめた悟空は、
きっとその瞬間に恋に落ちていた。
あれほどまでに輝く美しさを見たのは初めてで。
一瞬にして攫われた。奪われた。心ごと。
一目惚れなど信じていたわけではないが、
この気持ちを表すならば、きっとそれなのだろう。
「—悟空か。」
目を逸らせなかった悟空を咎めるように御したのは、閻魔だ。
悟空が、けして敵わない存在。
仲が悪いわけではないけれど、なんとなく距離を空けてしまうのは、
きっと心の何処かで負けを認めているからだ。
—そして、儚い一瞬の恋が散った瞬間だった。
「…何用だ?」
「…あ—。…悪い。…邪魔したな。大した用じゃねぇし…。また、くる。」
「…そうか。」
「…あぁ。…じゃ。」
悟空と話している時も髪を撫でている閻魔に燃え上がるような嫉妬を感じながら、
しかしその感情がバレることがないように装う。
それでも閻魔のことだから何か違和感は覚えただろうが、
もぞっと動いた恋人にすぐに意識を向けた為、
きっと悟空の一瞬の違和感などあっという間に忘れただろう。
「…閻魔?」
寝ぼけた甘ったるい声で兄の名を呼ぶ女に気づかれぬうちに悟空は部屋を出た。
◆◆◆
「…今、誰か、いませんでしたか…?」
「…気のせいだろう。…それより、体は大丈夫か。昨日は無理をさせたな。…すまない。久々で私も抑えが効かなくてな。」
「…貴方の場合いつもではないですか。」
「…それは……悪かった。」
◆◆◆
次に金蝉子に会った時—つまり、彼女が認識している初対面の時—
やはり彼女は兄の移り匂を纏っていた。
「…お盛んなこって。」
「え?」
「いや。…はじめまして、か。…悟空だ。まあ、あんま関わることはねぇだろうが…よろしくな。」
「…金蝉子です。よろしくお願いしますね。悟空。」
その笑顔が、既に誰かのもので。
その笑顔の理由も、その笑顔が向けられる相手すら、兄であることに、
悟空は堪らない気持ちになった。
だけど。
金蝉子が自分の名を呼ぶ、その声に、どうしようもなく煽られる自分がいて。
結局、気持ちは募っていく。
NEXT?
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やってしまいました・・・。
完全俺得設定・・・。
布教したいけど、ピくしぶにUPする度胸はないです・・・。
あああああああ・・・。
閻金増えろ~~~><!!!
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