※未来設定(八晴結婚済み、社会人)
※後藤さんは私立探偵事務所勤務
※ギャグ?(かなりどうでもいい話)
※後藤さん視点
暇な方はどうぞ。
後藤和利は闘っていた。
誰とかと問われれば『化け猫』とである。
「お前な!自分以外のことはどうでもいいのか?!」
「そんなことはありませんが、基本的にあいつ以外がどうなろうが関係ありません。話は以上ですか?でしたら帰ってください。僕はこれでももう立派に社会人なんです。明日も仕事があるんです。そして僕らは新婚なんです。もう少し気を遣ってください」
「・・・お前って奴は・・・」
さらっと惚気ておいて、後藤が唸っていても気にせずに
バタンと扉を閉める。
奥から「八雲君、どうしたの?お客さんだぁれ?」
なんていう晴香の声が聞こえるが、
「なんでもない。ただの迷惑な勧誘だ」なんて答える八雲。
おい、待て。
お前はいつからそんなやつになったんだ!!
扉をたたいてやろうかと思ったが、ここはマンションである。
さすがに近所迷惑以外の何物でもないので自重する。
せっかく今まで怒りを抑えて小声で話していたのが
水のあわになっていしまう。
しかも、近所の者に通報でもされたら
もはや警察官の身分でもなくなったのでいいわけすらきかない。
こういう時、警察を止めたのを少し早まったかなと思わないでもないのだが、
しがらみから断ち切れたことの喜びの方が強いので
すぐに撤回する。
ああ、くそう。八雲のやつ・・・。
いつもならば、先回りをして晴香に頼んでから
それとなく八雲に頼んでもらい、
(もっとも八雲にしてみればそれとなくではなく、ばればれなのだが)
話を聞かせるまでに至るのだが・・・。
奈何せん、この前の事件のやまが大きすぎて
八雲に全治1カ月の腕の怪我を負わせてしまったので
流石に晴香に頼ることはできない。
何せ晴香のあの号泣ぶりは今思い出しても胃が痛い。
(晴香を泣かせたことに対する八雲の睨みも含め)
まだ八雲が完治して間もない時期に
また事件の頼みごとをするのははばかれた。
さて・・・。どうするか・・・。
八雲に話を聞かせればこっちのものなのだ。
なんだかんだいって面倒見のいい奴なので
ぽろっとアドバイスじみたことを口走ったり、
指示を出してくれたりするのだ。
まあ、そのためには晴香ちゃんの協力と許しも必要なのだが。
八雲を動かすには
(言い方は悪いが)晴香を使うか、奈緒ネタを持ち出す
のが最適なことを知っている後藤は
珍しく頭をフル回転させて今のこの現状を打破しようと試みた。
そんな彼が、今回の事件を解決できたかどうかは、
八雲しか知らないことである。
*********************
後藤さんは一番八雲の惚気の被害にあってると思う。
最初の八雲の一言惚気が書きたかっただけです(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿