※未来設定 (大学生)
※キャラ若干崩壊気味
※拓磨語り
珠紀は、恋人の贔屓目をなしにしても可愛い。
今だから言うが、高校のクラスの中でも一番可愛いかった。
まあ、確かに珠紀が村に来たばかりの時は散々なことを行ったが、
大蛇さんや祐一先輩、美鶴、なんては飛びぬけて美形だから
あまりパッとしなかったのだ。
だが、村を出て、街中の大学なんて入ってみると、
やっぱりこいつは可愛いんだよな、という実感が湧く。
おせっかいだったり、口うるさいところもあるが、
遠目でチロチロこちらをうかがっている女どもに比べたらはるかに
可愛い。
この前もナンパされかかってたし、
(もちろんナンパ野郎全員にあとから落とし前はつけた)
同じ学部だったり講義を受けてる野郎共が
可愛いと噂するのを何度聞いたことか。
まあ、当たり前っちゃあ当たり前なのかもしれないが、
毎度毎度腸が煮えくりかえる思いをするこっちの身にもなってみろ。
何度守護者の力を解放してぶん殴ってやろうかと思ったことか。
問題は珠紀だ。
あいつは自分のことを何もわかってない。
自分は可愛くないし、目立たないのに、俺らと大学で一緒にいると目立つから嫌だ
とか言い出す始末だ。
なんで自分にだけ話しかけてくる男子がいるのかとか、
どうして自分が注目されてるのかとか、
なぜか自分の周りに男子が集まりやすいとか、
色々気づくことはあるだろうが!!
(祐一先輩目当ての女の視線ばっかなはずないだろ馬鹿!
そもそもお前1人の時の方が見られてるって気づけ!!)
以前確かに散々ぼろくそ言ったが、
あんだけ人に見られてて、話かけられればいい加減自覚してもいいと思わないか!?
あいつは無邪気、無自覚、無防備、の三点セットでホントに危なっかしいったらない。
もう少し警戒心というものを覚えて欲しいものだ。
一応、恋人の俺からしてみたらいろいろ不安なんだぞ馬鹿。
祐一先輩や真弘先輩がなんだかんだと牽制を手伝ってくれてるが、
俺だって先輩達だってずっと一緒にいれるわけじゃない。
そこが大学というものであり、俺の不安を煽る恐怖の対象だ。
しかし、さらに怖いことに珠紀は今度バイトをやるだとか
サークルに入るとか言い出しやがった。
これ以上俺の負担を増やすのはやめてくれと大声で言いたい。
だが、そんなことを素直に言えるわけはないし、珠紀だってそんなに察しが良いわけがない。
結局拓磨は根回しの為に奔走したり、珠紀のガードに繰り出すことになるのだった。
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緋色一苦労症は拓磨だと思うんだ。
慎二はなんとかそういうの上手くさばけそうだけど、
拓摩は馬鹿だからね(笑)
真正面から受けちゃいそうだw