2010年12月22日水曜日

土千 現パロ


※若干キャラ崩壊
※少し大人向けの言い回しがあります
(そんな大したもんではありませんが)

それでもよろしい方のみどうぞ。





恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。

でも、あの人の気持ちに、想いに、応えたい。

それなのに。どうして私の口は、体は、そう動いてはくれないの。


◆◆◆


とあるどこにでもあるファーストストアで、なせそんな話題になったのかと思うような声が上がる。
「え?!土方さんと千鶴ちゃんってまだだったの?!」

「お千ちゃん!!声抑えて!!」
顔を赤らめて恥ずかしそうに慌てる千鶴を千はびっくりした様子で見つめる。

「しかし・・・。さすが土方さんよね・・・。大人だわ。私だったらこんな可愛い千鶴ちゃん、ペロッと食べちゃうけど。」

「お、お千ちゃん・・・。」

「でも、千鶴ちゃんだって嫌じゃないんでしょ?」

「い、嫌なんかじゃないよ!でも、その・・・怖いっていうか・・・恥ずかしいの。」


だって土方さんに見つめられているだけで、あの優しい笑顔を見るだけで、
あんなにもドキドキするのに。触れてしまったら、どんなことになるのか想像もできない。
キスだっていまだに逃げ腰になる。
抱きしめてもらえるのは嬉しいし、安心する。ドキドキするけど、ほっとする。
でも、それ以上は無理だ。
息ができないほど激しい口付けに、翻弄されてどうしていいのかわからない。
あれ以上のことなんて自分はいったいどうなってしまうのだろう。


土方さんはそっと私に触れて優しく胸に手をのばす。
そして服を脱がそうとしながら私に囁くのだ。
『いいか?』と。
私はそれに返事もできずにいつも固まる。
そうすると土方さんは苦笑しながら羽のようなキスを繰り返して私の服を直していく。
そしてぎゅっと抱きしめると耳元で悪かったと呟いてそのまま眠る。
私の緊張をほぐすように髪を撫でながら。


彼に我慢させているのはわかっている。
私だって土方さんが好きだし、彼にだったらすべてを任せてもいいと思っているし、
触れたい、ずっと一緒にいたいって思うのも本当の気持ちだ。
でも、心臓が持たないし、何より恥ずかしい。怖い。

だって初めてだ。何もかも。
わからないことばかりでどうすればいいのかまったく見当もつかない。
土方さんに身を預ければいいことなのかもしれない。
でも、彼はかっこいいし大人だ。
千鶴以外に付き合った女性はきっと星の数ほどいるのだろう。
その中には、綺麗でスタイルも良くて千鶴なんかよりいい女の人だっていたのだろう。
千鶴のように面倒で子供ではない、素敵な人が。
こんなことで悩むことも我慢する必要もないような人が。
きっと彼を満足させることができる知識も態度も姿も技術もすべて持った大人の女性が。


ああ。もし、彼がこんな自分に愛想を尽かして他の人の所にいってしまったらどうしよう。


それはもうきっと時間の問題だ。
でも、それでも自業自得だ。そうされても仕方がない。


自分の世界に閉じこもってひたすら最悪の想像をしている千鶴に気づいたのだろう千は、
そんな千鶴を励ますように告げた。

「千鶴ちゃん。なんかすごくマイナスなこと考えてそうだから言っておくけど、土方さんは千鶴ちゃんを抱くために付き合ってるんじゃないのよ。わかってる?」

「それは・・・。・・・でも・・・。」

「千鶴ちゃんが好きで好きでたまらなくて、それはもう大人げない方法で周りを蹴散らしてやっと手に入れて、それだけでも土方さんは幸せなんだから、いくらでも我慢させてやんなさい。」

「?大人げない・・・?」

「・・・とにかく、もしそれで土方さんがもう我慢できないなんて言うようなら即効別れなさい。」

「え?!」

「千鶴ちゃんの意思も尊重できないような男に、千鶴ちゃんはあげられないもの。」

「・・・土方さんは・・・いつも、私の気持ちをわかってくれてるよ・・・?」

だけど、自分は何も返せていない。
それがつらい。
怖いことくらい我慢できない自分が情けない。


「あのね、千鶴ちゃん。千鶴ちゃんがもしどーしても土方さんにして欲しいことがあって、でもそれは土方さんがどーしてもやりたくないっていったらどうする?」

「・・・土方さんがしたくないなら、我慢するかな。」

「ほら!でしょ?!それと同じ。二人の気持ちがそろってこその行為でしょ。どっちかが我慢してや
るようなもんじゃないのよ。千鶴ちゃんの心の準備ができるまで、土方さんには待っててもらいなさい。あの人は大人で、それができないほど落ちぶれた人じゃないでしょう?」

「・・・そっか・・・。うん・・・。そうだよね・・・。・・・お千ちゃんありがとう。」


今日やっと見せたいつも通りの千鶴の可愛い笑顔に、千も嬉しそうに微笑むと
ふざけたように返答した。

「いいのよ。なんだったら、勝負下着の買い物も付き合っちゃうからv」

「お、お千ちゃん!!?」


********************************


千鶴ちゃんはタダでさえ幼児体型の童顔ので悩んでそうだな、と(笑)

もしかしたら続くかもですが、あまり期待しないでくださいな。

しかし、この土方さんの理性はどうなっているのやら・・・w


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