2010年11月2日火曜日

サヨナラを君へ。 

八雲独白第二弾。

(八雲→晴香)

もし八雲が自分のせいで晴香が不幸になるのなら、と別れを決意したら・・・。
という仮定から生まれたもの。


※キャラ崩壊(もはやオリキャラ)
※意味不明
※切なめ





そらさずにまっすぐ向けられるその瞳。
怒ると膨れる頬。
まるで誘うように艶やかで柔らかそうな唇。

おせっかいで世話焼きなその手も。
華奢で抱きしめたくなるその足腰も。
細くて白いその指も。

僕を守り支えるその腕も。

幾度となく僕の名を呼ぶ声も。
眩しくて焦がれた太陽のような笑顔も。

そう。僕の世界を変えた、君の存在すべてが、とても大好きだった。

愛してる。愛してる。

この想いを君に伝えることなんてできやしない。
僕の想いは生涯ずっと胸にしまって生きていく。


僕は誓う。

君の僕の笑顔を守る為に、君が大切だからこそ、その手を離そう。



君を危険から遠ざけるよう。
些細なことで君が泣くことのないよう。
僕の傍にいて君が傷つくことのないよう。
君が不安や恐怖を抱かぬよう。


さようなら。

君の手を離すことを戸惑った僕に、言えることはただ一つ。

君の隣は居心地が良かった。
さようなら、さようなら。

幸せをありがとう。
安らぎをありがとう。
ぬくもりをありがとう。

もう二度と会えない人。
さようなら。さようなら。

傍にいてくれてありがとう。
癒してくれてありがとう。
こんな僕を、愛してくれてありがとう。

君の傍にいられない僕に、最後に一つ、祈らせてほしい。

もう会うことのない人よ。
どうか、幸せで、いて。

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