※八晴の子供(娘)視点
※キャラ崩壊気味
帰ってきて一番に言うセリフがそれですか、お父様。
新婚じゃあるまいしいい加減にしてください。年頃の娘としては大変居心地が悪いんですけど。
「買い物。」
「…こんな時間にか?」
眉間に皺を寄せてるけど、こんな時間ってまだ8時ですけどね。まあいいけど。
「近くのコンビニだし大丈夫だよ。ていうか、ただいまは?」
「…あ—…すまない…。…ただいま。」
「おかえり。」
「おかえり。」
まったく最近ますます晴香に似てきたな…とかぶつぶつ言っている文句っぽい口調とは裏腹に、口元はにやけ気味だ。我が父ながら素直じゃない。
まあ、『僕は奥さん以外にただいまは言わない。僕の帰る所はいつも君の所だから。』などと言わないだけマシか。
…もっともそんな両親だったら絶対グレてるが。
「…晴香何時に家出たんだ?」
きた。まったく口開けば晴香晴香と…。
ママもママでこんなにパパに愛されているにもかかわらず、愛が足りないだの自分の方が愛してるだの
とノロケはやめて欲しい。
とノロケはやめて欲しい。
「まだ出てから十分もたってないよ。…迎えに行くの?」
「…一人で大丈夫か?」
「…一人で大丈夫か?」
「何を今更。パパとママの子ですからね。」
皮肉じみた私の言葉に苦笑しながら私の頭を撫でる。
「悪い。すぐ帰ってくるから。」
「うん。いってらっしゃい。気をつけてね。」
「ああ。鍵、2重ロックにしろよ。僕達が帰るまで開けるな。」
「うん。いってらっしゃい。気をつけてね。」
「ああ。鍵、2重ロックにしろよ。僕達が帰るまで開けるな。」
「わかった。」
「…いい子だ。じゃ、いってくる。」
もし私がママだったら、多分今キスの一つもされている。
…毎回目をそらすこっちの身になって欲しい。
ママは気づかれてないと思っているようだが、パパが気づいていない筈はない。
最初は気づかれないようにしているらしかったが、今は隠そうという気はないに違いない。
(ここら辺は多分、夫婦が円満な方が子供の成長に良いと言う事をママがパパに言ったからだろう。そのおかげか、軽い口喧嘩はしているが、激しい夫婦はめったに見ずに済んでいるのでプラマイゼロだ。)
…まったく…。本当にパパはママしか見えていないんだから。
ママ曰く、パパは家族との接し方がよくわからないから、らしいが。
ママがいなくなったら私が困るだろうし、ママがいなくてはパパは私を育てられない。
だからママを大切にしてるのだ、という事らしい。
実際こんなにパパが過保護になったのはママが妊娠してかららしいし、ママがパパに聞いた事らしいので、多分本当なんだろうが、なんだか間接的な愛情だ。
でもまあ確かにパパは私に本当に優しい。
けど、やっぱりママと差がある事は子供ながらに昔から気づいていた。
ママが別格すぎるのかもしれないが、少し悔しいというか、寂しかったりする。
そんな私に奈緒姉は不思議なヤキモチだと笑っていたが。
ママ中心のパパを見て、後藤おじさんはニヤニヤしてパパをからかったりする。
…まあ、3倍返しぐらいになって返ってくるのが定石だが。
パパにとって昔からママは特別だったらしいが、くっつくまではなかなか時間がかかったらしい。
そんな時を見ていたおじさんにしたら、きっとパパの今の様子は確かにニヤケずにはいられないような光景なのかもしれない。
#################
キッチンからママの鼻歌が聞こえる。
パパがそれを眩しそうに見つめた。
そして私に微笑んで名前を呼ぶ。
やっぱりなんだか悔しいけど、パパとママの幸せありきで私の幸せありきだから。
…諸々の不満はあるが、まあ両親二人が仲良く家族三人幸せなので、結局何の問題もないんだけどね。
晩御飯の支度で指を切ったママの手を、イヤミを言いながらも消毒するパパの姿を横目で見て、私は幸せからなんだか疲労からなんだかわからないため息を吐いた。
**************************
苦労症な娘ちゃん。
どっちにも似てなさそう。
小学生か中学生ぐらいだけど最早大人です。
両親の愛をいっぱいもらって育ったのですが、同じぐらい(それ以上に)両親の仲の良すぎる部分も見て育っているので若干やさぐれ気味(笑)
パパママどっちも大好きだけど、どちらかというとパパっ子。
奈緒ちゃんとは友達のような姉妹のような関係を築いてます。
『僕は奥さん以外に~』のモデルとなる某バカップルは某吸血鬼魔王兄様×妹姫+某伯爵×フェアリードクターです。
・・・なんだかわかりますか?(笑)
(ここら辺は多分、夫婦が円満な方が子供の成長に良いと言う事をママがパパに言ったからだろう。そのおかげか、軽い口喧嘩はしているが、激しい夫婦はめったに見ずに済んでいるのでプラマイゼロだ。)
…まったく…。本当にパパはママしか見えていないんだから。
ママ曰く、パパは家族との接し方がよくわからないから、らしいが。
ママがいなくなったら私が困るだろうし、ママがいなくてはパパは私を育てられない。
だからママを大切にしてるのだ、という事らしい。
実際こんなにパパが過保護になったのはママが妊娠してかららしいし、ママがパパに聞いた事らしいので、多分本当なんだろうが、なんだか間接的な愛情だ。
でもまあ確かにパパは私に本当に優しい。
けど、やっぱりママと差がある事は子供ながらに昔から気づいていた。
ママが別格すぎるのかもしれないが、少し悔しいというか、寂しかったりする。
そんな私に奈緒姉は不思議なヤキモチだと笑っていたが。
ママ中心のパパを見て、後藤おじさんはニヤニヤしてパパをからかったりする。
…まあ、3倍返しぐらいになって返ってくるのが定石だが。
パパにとって昔からママは特別だったらしいが、くっつくまではなかなか時間がかかったらしい。
そんな時を見ていたおじさんにしたら、きっとパパの今の様子は確かにニヤケずにはいられないような光景なのかもしれない。
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キッチンからママの鼻歌が聞こえる。
パパがそれを眩しそうに見つめた。
そして私に微笑んで名前を呼ぶ。
やっぱりなんだか悔しいけど、パパとママの幸せありきで私の幸せありきだから。
…諸々の不満はあるが、まあ両親二人が仲良く家族三人幸せなので、結局何の問題もないんだけどね。
晩御飯の支度で指を切ったママの手を、イヤミを言いながらも消毒するパパの姿を横目で見て、私は幸せからなんだか疲労からなんだかわからないため息を吐いた。
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苦労症な娘ちゃん。
どっちにも似てなさそう。
小学生か中学生ぐらいだけど最早大人です。
両親の愛をいっぱいもらって育ったのですが、同じぐらい(それ以上に)両親の仲の良すぎる部分も見て育っているので若干やさぐれ気味(笑)
パパママどっちも大好きだけど、どちらかというとパパっ子。
奈緒ちゃんとは友達のような姉妹のような関係を築いてます。
『僕は奥さん以外に~』のモデルとなる某バカップルは某吸血鬼魔王兄様×妹姫+某伯爵×フェアリードクターです。
・・・なんだかわかりますか?(笑)
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