2010年7月21日水曜日

パロ設定。 予告風味。

土千前提過去トリップ
現パロ土千+過去新撰組

現パロ土千・・・婚約者同士。記憶なし。
過去新撰組・・・土千は保護者のような関係。千鶴愛され。3章の五稜衛士前あたり。


現パロ
ホスト新撰組×千鶴

雪村千鶴(18)
オーナーの娘。オーナーが行方不明のため、ホストクラブの経営を任されることに。大学1年生。
家事全般大得意。

土方歳三(28)
新撰組ナンバー1ホスト。しかし最近はもっぱら経営などの裏方がメインになりつつある。
保護者というような態度で千鶴を支える。
普段は仏頂面だが、客の前ではそれなりの態度は取れる大人。面倒見が良い。

原田左之助(27)
新撰組ナンバー2の天然タラシ男。女子供に甘い。
いつも優しく頼りになるお兄さん的存在だが、短気なところも。嘘がつけない性格。

沖田総司(24)
新撰組ナンバー3。小悪魔的な性格が女性に受けているらしい。
千鶴に何かとちょっかいを出す。喘息持ち。

齋藤一(24)
ホスト。無口で物静かだが、その雰囲気と天然というギャップが魅力。
千鶴の面倒を良く見てくれており、総司のイタズラからいつも助けてくれる。

藤堂平助(22)
見習いホスト。元気で明るい年下or弟系。千鶴とは一番歳が近いため仲が良い。
身長が低いことを気にしてたりするまだまだ青春真っ盛りな男の子。

永倉新八(27)
ホスト。豪快で大雑把な性格。筋肉質。

風間千影(28)
ホスト新撰組のライバル店のナンバー1ホスト。
千鶴に一目惚れして新撰組との合併を狙っている。強引で俺様。土方をライバル視している。

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気が向いたら書きますが、多分続かない。


2010年7月10日土曜日

マリッジブルーの行方。



※クジラの彼(冬原×聡子)
※プロポーズ後
※捏造有



—え。なんで。

その光景を見た途端、聡子は走り出した。そのまま逃げ切りたかったが、流石は自衛官。
すぐに追いつかれてしまう。掴まれた腕を振り払おうとしたが、無駄に終わった。
震える声を懸命に保ち、俯く顔をなんとか上げる。

「…私待ってない方が良かった?」

冬原の顔が強張った。

—もしかして墓穴掘った?

堪えていた涙がこぼれた。
冬原の反応が怖い。

「え?!ちょ、待った!!いきなり泣くのは反則!!」

そんな言葉にます�涙が溢れる。

「…だって…。」
「…とりあえず、場所変えよう。歩ける?」

反応が遅れた。

(え。ちょっと待って。)
私の部屋で別れ話?
・・・それはちょっと遠慮したい。
帰ってくる度に思い出し泣きしそうだ。

首をぶん�振り拒否すると、歩けないと解釈されたのか、抱き上げられた。
さすがに涙も引っ込み赤面する。

「ハル!違う!降ろして!歩けるから!私の部屋に行くのが嫌なだけ!」
「…なんで。」

ハルの声のトーンが今までになく下がった。
また潤んできた私に気づき、ハルは慌て私を降ろした。

「…ファミレス行く?」
「…。」

ハルと付き合った場所で別れ話か。
皮肉なような運命的なような。

(もう絶対あのファミレスには行けない。)
そう確信しながら、自分の部屋よりましだと聡子は頷いた。

「…聡子?何でいきなり逃げたの?」
「…。」

それを聞くのか。私に。

答えないで嗚咽だけを返すと、ハルはまた慌てた。

「聡子?!ごめん!言い方きつかった?!」

また首をブン�振ると、ハルは涙をナプキンで拭いてくれた。

「…え—とマリッジブルーか何かとか?」
「…それはハルの方でしょう。」
「は?!」
「…さっき、女の人と一緒だったじゃない…。」

まだ、聡子でさえ帰ってきたハルに会えていなかったのに。

婚約者よりも先に会うことを優先するような人がいるなら、その人と結婚すればいい。

…聡子より数倍綺麗な美人で若いキャリアウーマン風な女性だった。
マリッジブルーにかかった男が、さぞかし心惹かれるような相手だろう。
自分じゃ足元にも及ばない。

—ハルが待ってて欲しいのは私だけじゃないんだ。

ハルはモテるし、正直プロポーズされた時も信じられない気持ちでいっぱいだった。

こんなに幸せでいいんだろうか、と。

(…あぁ。やっぱり。)

どうやら自分もマリッジブルーにかかっているのかもしれない。
…でも。

私はハル以外の人なんて考えられかったのに。

ハルはそうではないのだ。

「…わ、私より先に会いたい人だったんでしょう…。」

きっと聡子のように泣き虫じゃなくて。ハルを支えて癒やすことができる、強い人なのだろう。

—聡子のように、ハルを傷つけるあんなことも言わないような。

静かに涙を流す聡子に、最早周囲の目を気にせずハルは聡子の涙を拭いていたナプキンを持つ手を降ろす。そして手で口元を覆った。

その場違いな動作に聡子が不審げに見上げる。

—珍しい。照れているような、ニヤケているような。

聡子の様子に気づいてハルはバツの悪そうな顔をした。

「…勘違いさせてごめん。でもアレ、夏の彼女だよ。」
「…え?…夏、さん…?」

ハルは呆けた聡子の髪を撫でて、耳元で囁いた。

「…ヤキモチ焼いてくれたってことってでいい?」

聡子の頬に赤見が差した。
泣いたから、というわけではなさそうである。

「…う……。」
「納得?」

笑顔が悔しい。
さっきの顔もこういうことか。

「…なんで、夏さんの彼女が…。」
「夏もいたんだけど、ちょっとパシったからさ。席外してたんだよね。」
「…ごめん。」

恥ずかしい。馬鹿みたいだ。
勝手に勘違いして勝手に嫉妬して勝手に泣いて。

「いや、俺もごめん。…こんな事で泣かせちゃったしね。…でも…一言、声かけて欲しかったかな。そしたら紹介できたし。」

ハルが苦笑した。

「…でも、たまにはいいね。・・・嬉しいよ。」
聡子、俺が合コンとかいっても妬いてくれなし。


—これはまた耳元で囁かれた言葉である。

少しの沈黙の後、聡子がまだ瞳に涙を溜めながら微かな声で呟いた。

「…ハル。帰ってきたら私に一番先に会いに来て。」

—本当は迎えに行きたいけど、無理なのはわかっている。
一番先に顔を見たいけど、現実的にそれは無理だ。

だからせめて。

婚約者のそんな可愛いお願い事に、逆らう理由も気もない冬原はキスする事で了承した。

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わたしは断然冬原派です。
図書戦ではもち堂上さんですが、海の底では絶対に冬原さんプッシュ。
望ちゃんがあんまり好くないんだもん。
聡子のようなセンスの良い大人な女性はいい!
そして泣き虫っていうのもまたツボです。
ハルは連れ添うのが長くなるごとに惚れ直してればいい。



答えのほどは。


※後藤視点(?)
※キャラ壊れ気味
※未来八晴社会人恋人設定
※つまりは捏造設定



事件に煮詰まり、いつもの如く八雲を訪ねていた後藤は、唐突に叫んだ。

「お前は俺と仕事どっちが大切なんだ!?」

叫んだ後藤は、しかしこの後返ってくるだろうセリフに備え、次のセリフも用意していた。
だが、残念ながらその用意は無駄になってしまうのである。
八雲の一言によって。

「晴香。」

即答だった。

てっきり、『なんでそんな気持ち悪いセリフを後藤さんに言われなきゃいけないんですか。』
などという皮肉が返ってくるのだと思っていた。
あるいは、『仕事。』
という一言が。

そしたらじゃあ、晴香ちゃんと仕事はどうなんだ、とからかうつもりだったのだ。
が。
実際は、別になんの変化もせずに書類を見たまま選択肢にない答えを吐いた八雲。

(おいおいおい。)

確かに自分は晴香によって八雲が人間性豊かになるように望んでいた。

そう。顔を赤くして取り乱して動揺する八雲が見たかった。
散々からかわれたのだからお返ししたかった。

だが、実際はどうだ。

呼吸するように簡単だ、と言わんばかりの素っ気なさだ。

いったいコイツはどうしてこうも可愛くないんだ…と唸っていたところで、
晴香が八雲に嬉しそうに抱きついた。

「八雲君!」

ハートマークが付かんばかりの声音だ。多分石井が見たら崩れ落ちるに違いない。
想像して同情の気持ちでいっぱいになる。

(…哀れ石井。)

八雲の様子を見てみると、やはり変わらない様子で、
はいはい、なんていいながら書類に目を通している。
…晴香が回した腕に自分も右手を重ねながら。
よく見ると、いつもより表情が柔らかい気がしないでもない。
…なんだかんだ言って、コイツも幸せになったんだなぁと感慨深く内心ニヤケながら思っていると
八雲に目配りされた。

(なんだなんだ?)

しかしそんなんで後藤に伝わる筈がない。
まったく空気を読めない後藤に、今度は八雲は舌打ちしそうな顔で睨んだ。

顔には帰れ、と書いてある。

もしかしてニヤケ面が顔に出たか。しかし、だったらなぜ口で言わないのか。

不思議に思っていた後藤に、とうとう八雲はしびれを切らしたらしい。

(・・・忍耐力のない奴だ。)

八雲は眉間に皺を寄せ、後藤に帰るように皮肉った。

「おい。まだ話は…。」
「明日にしてください。今日はもう終わりです。急に用事を思い出しました。」
「待て!ちょっと話を…。」
「聞こえなかったんですか。僕は帰れと言ったんです。まったくこれだから老人は。」
「誰が老人だぁ!?」
「後藤さんが帰ってくれたら取り消します。・・・いいですか。出口はそこです。」
「んなことわかってらぁ!」
「忘れたのかと思いましたよ。」
「んなわけあるかぁ!ったくしょうがねぇなぁ!わかったわかった!帰るぜ!帰ればいいんだろ!寂しくなっても知らねえからかな!」

吐き捨ててドアを閉める直前、『コイツさえ一人いればいいです。』とのろけか本心か八雲が呟いた。

バタンと大きな音を立て閉まったドアの前で、後藤はまた固まった。

(…もしかして、晴香ちゃんと二人きりになりたかったのか。)

…なんて迷惑でわかりづらい甘えだろう。まったく可愛くない。
そんなことを心の中で呟きながら、それでもやっぱり後藤の顔
はニヤケていて、もし八雲が見ていたら睨んだだろう。
だが、その八雲はもうきっと最愛の恋人しか目には入っていないはず。

(一心が見たらなんて言うだろうな。)

もう叶わないことを思って後藤はらしくない、と苦笑した。

「・・・よしっ!行くかっ!」

(明日は昼過ぎに来てやるか。)

せめてもの後藤の心遣い。
きっと八雲にも晴香にも伝わらないだろう。
そして『遅いですよ、話があったんじゃないんですか』
と八雲に皮肉られるのだ。
しかしそんな後藤の思いも虚しく、事件が急変し、
結局は朝一で八雲と晴香の同居部屋に乗り込む事になるのだが。
そんなことはまだ誰も知らない出来事なのであった。


次の日の朝、朝の蜜事を邪魔され不機嫌な八雲と恥ずかしそうに顔を真っ赤にした晴香、気まずそうな後藤、今にも卒倒しそうな石井がいたらしい。


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なんだか1人称だったり3人称だったりと

微妙な文ですね・・・(汗)

・・・直す気はさらさらないですが←


設定的には、八雲が働くようになってからも後藤が事件の相談を八晴の同居部屋にしに来てて、

『僕だって社会人なんですよ。仕事は別にあるんです。厄介ごとを持ち込まないで、後藤さんもいい加減自分で事件ぐらい解決してください。僕は忙しいんですよ。』という文句やらなにやらに耐えれなくなった時。のイメージです。

・・・想像力って大事です。(笑)

幸せ家族。


※八晴の子供(娘)視点
※キャラ崩壊気味




「晴香は?」

帰ってきて一番に言うセリフがそれですか、お父様。
新婚じゃあるまいしいい加減にしてください。年頃の娘としては大変居心地が悪いんですけど。

「買い物。」
「…こんな時間にか?」

眉間に皺を寄せてるけど、こんな時間ってまだ8時ですけどね。まあいいけど。

「近くのコンビニだし大丈夫だよ。ていうか、ただいまは?」
「…あ—…すまない…。…ただいま。」
「おかえり。」

まったく最近ますます晴香に似てきたな…とかぶつぶつ言っている文句っぽい口調とは裏腹に、口元はにやけ気味だ。我が父ながら素直じゃない。

まあ、『僕は奥さん以外にただいまは言わない。僕の帰る所はいつも君の所だから。』などと言わないだけマシか。
…もっともそんな両親だったら絶対グレてるが。

「…晴香何時に家出たんだ?」

きた。まったく口開けば晴香晴香と…。
ママもママでこんなにパパに愛されているにもかかわらず、愛が足りないだの自分の方が愛してるだの
とノロケはやめて欲しい。

「まだ出てから十分もたってないよ。…迎えに行くの?」
「…一人で大丈夫か?」
「何を今更。パパとママの子ですからね。」

皮肉じみた私の言葉に苦笑しながら私の頭を撫でる。

「悪い。すぐ帰ってくるから。」
「うん。いってらっしゃい。気をつけてね。」
「ああ。鍵、2重ロックにしろよ。僕達が帰るまで開けるな。」
「わかった。」
「…いい子だ。じゃ、いってくる。」

もし私がママだったら、多分今キスの一つもされている。
…毎回目をそらすこっちの身になって欲しい。

ママは気づかれてないと思っているようだが、パパが気づいていない筈はない。
最初は気づかれないようにしているらしかったが、今は隠そうという気はないに違いない。
(ここら辺は多分、夫婦が円満な方が子供の成長に良いと言う事をママがパパに言ったからだろう。そのおかげか、軽い口喧嘩はしているが、激しい夫婦はめったに見ずに済んでいるのでプラマイゼロだ。)

…まったく…。本当にパパはママしか見えていないんだから。
ママ曰く、パパは家族との接し方がよくわからないから、らしいが。
ママがいなくなったら私が困るだろうし、ママがいなくてはパパは私を育てられない。
だからママを大切にしてるのだ、という事らしい。
実際こんなにパパが過保護になったのはママが妊娠してかららしいし、ママがパパに聞いた事らしいので、多分本当なんだろうが、なんだか間接的な愛情だ。
でもまあ確かにパパは私に本当に優しい。
けど、やっぱりママと差がある事は子供ながらに昔から気づいていた。
ママが別格すぎるのかもしれないが、少し悔しいというか、寂しかったりする。
そんな私に奈緒姉は不思議なヤキモチだと笑っていたが。
ママ中心のパパを見て、後藤おじさんはニヤニヤしてパパをからかったりする。
…まあ、3倍返しぐらいになって返ってくるのが定石だが。
パパにとって昔からママは特別だったらしいが、くっつくまではなかなか時間がかかったらしい。
そんな時を見ていたおじさんにしたら、きっとパパの今の様子は確かにニヤケずにはいられないような光景なのかもしれない。

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キッチンからママの鼻歌が聞こえる。
パパがそれを眩しそうに見つめた。
そして私に微笑んで名前を呼ぶ。
やっぱりなんだか悔しいけど、パパとママの幸せありきで私の幸せありきだから。
…諸々の不満はあるが、まあ両親二人が仲良く家族三人幸せなので、結局何の問題もないんだけどね。

晩御飯の支度で指を切ったママの手を、イヤミを言いながらも消毒するパパの姿を横目で見て、私は幸せからなんだか疲労からなんだかわからないため息を吐いた。

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苦労症な娘ちゃん。
どっちにも似てなさそう。
小学生か中学生ぐらいだけど最早大人です。
両親の愛をいっぱいもらって育ったのですが、同じぐらい(それ以上に)両親の仲の良すぎる部分も見て育っているので若干やさぐれ気味(笑)
パパママどっちも大好きだけど、どちらかというとパパっ子。
奈緒ちゃんとは友達のような姉妹のような関係を築いてます。

『僕は奥さん以外に~』のモデルとなる某バカップルは某吸血鬼魔王兄様×妹姫+某伯爵×フェアリードクターです。
・・・なんだかわかりますか?(笑)

詩的沖田独白



怒らすのは総司の役目

癒やすのは近藤の役目

落ち着かせるのは山崎の役目

黙って傍にいるのは斎藤の役目

慰めるのは左之助の役目

教え導くのは山南の役目

元気づけるのは新八の役目

笑わすのは平助の役目


—そして
千鶴を泣かすことができるのは、ただ一人のみ。
誰が欠けては千鶴は千鶴らしくいられない。

それでももし誰か欠けるとしたならば、きっと土方がそれを補うのだろう。
あの人はズルいくらい器用で千鶴の欲するもの全てを与えてしまうから。

自分が逆立ちしたってけしてできやしないことを、千鶴の為ならなんなくやってみせてしまう。
悔しい程格好良くて敵わない。
きっと今日も土方の胸の中で千鶴は泣き、そしてそのまま眠るのだろう。
我慢強く強がりなあの子が、ありのままの己を見せる心を許した唯一の存在。
それをそのまま受け止めても尚まだ余裕のある土方が、
あの子の選んだたった一人の『特別』。
それは自分ではない。自分では成し得ない。

嗚呼。なんで僕は土方さんじゃないのだろう。
なんであの子は土方さんじゃなきゃ駄目だったんだろう。
なぜあの子はあの人を選んだんだろう。どうして僕じゃダメだったんだろう—

君が選ぶあの人は、けして僕では敵わない。
でも君が選んだことならば認めてあげたい。
尊重してあげたかった。
だけれど。
どうしても、君の傍を離れることなどできなくて。
どうか、まだ。君のその優しい心に縋ってしまう浅ましい僕を赦して欲しい。

千鶴。千鶴。千鶴。君を、・・・愛しているんだ。

誰にも渡したくなくて。
君の瞳に、僕以外がうつるのが嫌で。

どうして、君は僕のモノになってくれないの?
どうして君は。
どうして・・・――――。

***************************
土千←沖に見せかけつつ沖千だったり。

なにやら中途半端で終わってるようなかんじですが、勘弁してください。
まさか薄桜鬼初めての小説が沖田さんとは・・・。
風間さんとのオリジナル設定だったらいくつか妄想はしてるんですけどね。
形にするとなるとまとまらなくて。
おかしい・・・土方さん、左之さん大好きなのにな・・・。
いや、ちー様も3番目ぐらいに大好きですが!

2010年7月3日土曜日

捏造設定。予告風味。

※捏造似非設定

風間×千鶴前提

新撰組×千鶴


風間と千鶴が幼馴染設定。(千鶴は自分が鬼だと認識してるけど秘密にしてる)

薫死亡捏造設定(つまりは存在無視)


「千鶴・・・。探したぞ。こんなところにいたのか。」

「風間さん!?」


「人間と戯れる時間は終わりだ。お前の居場所はこちら側だろう。
まさか愚かな人間に裏切られたことを忘れたわけではあるまい?」


「・・・か、風間さん・・・。」



「・・・人間は、温かく優しい生き物です。それに、彼らは武士です。裏切るなんて・・・。」


「どうやら人間と長くともに居すぎたらしい。・・・ふん。まあ、良い。
来い。躾なおしてやる。」



「…婚儀の準備が整った。迎えに来るのが遅くなったが、もう離してはやれんぞ。

覚悟しろ。」




「嫌です!私は、まだ彼らと共にいたい・・・!」




「・・・口では何と言おうと奴らは所詮醜い生き物だ。
今はお前の存在を許しているかもしれないが、いずれはお前との違いが浮きぼりになるだろう。
そうなれば、傷つくのはお前だぞ。」

「・・・確かに、私は彼らとは違う、鬼です・・・。
役立たずで、何もできない、無力な女鬼です・・・。
でも、彼らは。それでも、私が傍にいることを許してくださいました。
彼らは、私たちを襲った人々とは違います!
風間さん!まだ、もう少し待ってください・・・!」


「必ず、あなたのもとに戻りますから・・・。」



「・・・何もんだ、てめえ・・・。」

「ほう・・・。受け止めたか。どうやら人間にしては少しは腕が立つらしい。
まあ、この俺には遠く及ばんがな。」



「・・・我が花嫁を迎えに来た。おとなしく渡せば手荒な真似はせん。・・・千鶴は返してもらおうか。」

「悪いがそれは聞けねぇ相談だな。」

「・・・人間ごときがこの俺に逆らう気か。よほど死にたいと見える・・・。」

「・・・我が嫁が世話になったようだな。」

「おっと、礼はいらねぇぜ?」



「・・・人間は儚く脆い生き物だ。だからこそ美しいとお前は言うが、俺にはわからん感性だな。」



「弱くては、守りたいものなど守れんだろうに。」

「いいえ。彼らは己の誠のために命がけで戦い、自分の意志を貫きとうしました。
・・・彼らは弱くなどありません。」

「・・・お前があやつらを見る目はいつも変わらんな。美しい、清らかな瞳だ。」



「悔しいが、俺の負けのようだ。・・・ここはいったん引く。だが、忘れるな。
・・・お前は俺のものだ。どんな手段を使おうと、必ず手に入れる。
・・・俺の腕の中に戻れ。」


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

多分続かない。