お久しぶりです…。
サイト放置になっててすみません…。
かなり久しぶりの更新ですが、もういっそぴくだけにしてしまうかと考え中です。
さてさて。
八雲君誕生日おめでとう!
ということでストックから無理矢理UPです!
※八晴
「…。」
八雲はいっこうに反応がない携帯を見つめて既に寄っていた眉間のシワをさらに深めた。
彼は特段携帯依存症などではない。
そして別にメールのやり取りをしている途中というわけでもない。
ただ、1週間以上連絡がないトラブルメーカーからの身を案じているのだ。
(彼が聞いたならきっぱりと否定するだろうが)
彼女から一週間連絡がないというのは、
出会った頃ならまだしも最近ではとても稀なことだった。
3日に一回は必ず部室――というか八雲の寝床――に顔を出していたし、
お昼を食べようという誘いのメールやらトラブルの相談事が一週間に何度かはあった。
そんな日常に慣れすぎた彼は、
彼女に最悪なトラブルが発生して連絡が取れない状況にあるのでは、
という思考に陥ってしまってい、なかなか抜け出せずにいた。
解決策は簡単だ。
メールなり電話なりしてしまえばいいのだ。
内容はなんでもいい。
奈緒が会いたがっていたとか、
部屋が暑いからアパートで涼ませてくれだとか、
後藤さんと敦子さんから食事に誘われたから一緒にどうかとか。
別に理由はなんでもいい。
とにかく連絡さえしてしまえば、彼女の安否さえ確認してしまえば、
八雲はそれで十分なのだ。
―――断じて、彼女の声が聞きたいとか、
彼女の顔が見たいとか、――会いたいだなんて、思ってなどいない。
「…どこまでトラブルメーカーなんだ、あいつは」
こうも暑いのでは思考もまとまらない。
結局頭の中は一番の関心ごとに集中してしまい彼女のことだけになってしまう。
彼だって暇ではない。
今はテスト期間真っただ中だし、レポートも提出しなければならない。
読まなければいけない本もあるし、ゼミでの課題だってある。
携帯だけを眺めているわけにはいかない。
きっと彼女はテスト勉強やレポート、バイトやサークルに追われていて、
時間がないに違いない。
だから僕に連絡をよこす暇もないし、トラブルにあっているわけでもない。
もっともらしい推測で片付けようとする脳に逆らい、身体は欲望のままに動いていた。
彼女はやっぱりどうしようもないトラブルメーカーだと思いながら。
開いた携帯の画面がまるで待っていたかのように発光した。
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本当は続けようと思ったけど時間がないので
気が向いたらいつかUPします…。
誕生日絡めようという気持ちはあったんだよ?
ただ途中でめんどくさくなt(ry
というわけで、素直じゃない八雲君でした♪
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