※緋色の欠片ゲーム本編中
(祐一→?珠紀)
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彼女には、闘う力も、守る力も、何も、なにも、なかったというのに。
どうしてだろう、といつも首を傾げていた。
あの弱き無力の少女はそれでも諦めずに立ち向かうのだ。
なんの根拠もなく、大丈夫だと笑うのだ。
どうして、笑っていられるのだろう。
あんな圧倒的力を見せられてもなお、信じていられるのだろう。
絶望せずにいられるのだろう。
彼女は普通の人間で、ましてや、今までこの村に住んでさえ、いなかったというのに。
わからなかった。
彼女が、なぜあんなにも目を逸らさずに前に向かって進んでいけるのか。
怖くないわけがない。
死ぬかもしれない状況で、追い詰められているこの危機で、
もはや手が出せない、どうしようもない局面で、
どうして彼女はあんなにも明るくいられるのだろう。
次がある、と彼女は言う。
それは、またあのような戦いに、挑むという、そういうことだ。
覚悟も、準備も、まだ整っていない。
もう諦めすらある。
でも、彼女が、玉依姫がそう言うのならば、自分が退くわけにはいかないではないか。
守護者が、自分が、守らなくてどうする。
なぜ、自分が逃げられる。
彼女は、珠紀は、まだ闘うと言っているのに。
彼女の強さが、自分にもあれば、何か変わっていただろうか。
この、血に流されたままの自分。
何かが、変わる予感がしている。
しかしながら、それを拒んでいる自分がいるのも確かで。
このまま、運命に流されたいわけではない。
だが、変化を受け入れられるほどの強さがあるわけではなかった。
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緋色にまで手を出してしまいました・・・。
でも、緋色はなぜか妄想が膨らまない・・・。
ネタはいくつかあるんですがね・・・。
しかし、まさかの祐一先輩のからとは(笑)
漢字とか違うのは別にミスでないのであしからず♪
祐一先輩を呼び捨てにするのにめちゃくちゃ抵抗があります。
なんでだろ?愛?(笑)
拓磨≧遼≧祐一先輩の順に愛してるっ!
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