※別冊2中頃
※若干キャラ捏造有
※柴崎は郁大好き
※突然始まって突然終わります。
郁が堂上と何かあった時、相談するのは決まって女子寮の柴崎(と元・郁)の部屋である。
膝を抱えながらデカイ図体を丸くしている郁を見ながら、柴崎は口を開いた。
「…でも。」
「お母さんの呪縛かなんか知らないけどね、つまんない意地張ってないで、もっとあの人に寄りかかって
いいのよ。あんたが寄りかかって潰れるような人じゃないでしょ?あの人はあんたの事は何だって知っときたいんだから、素直に言いたい事は言っときなさい。」
「…う、うん…。」
まだ沈んでいる郁に、柴崎はコイツに私は本当に甘いわと思いつつも、
結局いつも通り、極上の笑顔で言った。
—何の得も利益もないのにこの自分が。
「…ま、万が一、堂上教官がなんか言ってきたらいつでも私の所にいらっしゃい。お茶ぐらい出してあげるわ。」
「…柴崎ぃ…。」
涙目で抱きついてきた郁をよしよしと撫でつつも、
きっと今頃眉間に皺を寄せているだろう郁の旦那を思い、
柴崎は心の中でほくそ笑んだ。
—まだまだ笠原は渡しませんよ堂上教官?
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…好きな女の全てを知りたいと思って何が悪い。
って堂上さんは思ってると思います(笑)
堂上さんにとって柴崎は絶対勝てないライバルだと思うんだ。
比べる土俵が違うってわかってても、悔しく思ってればいい。
柴崎はそんな堂上の気持ちを知りつつも、優越感を持ってればいい。
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